旧来の価値観 温存されやすく - 日本経済新聞

かつて少子化克服のモデルケースとして、出生率も女性の就業率も高い北陸地方が注目を集めた。ただその評価は変わった。北陸の強みは3世代同居率の高さだ。祖父母の手を借りて、女性は仕事と子育てを両立していた。だが3世代同居に違和感を抱く女性の流出はやまず、人口減は加速した。判断をゆがめるバイアス(思い込み)…